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重要なお知らせ

未来の愛大生へ

2025.07.14
教職大学院に進学し、真の高度専門職を目指しましょう!!

露口 健司 教授

●教育学研究科
●教育経済学

平成28年度に愛媛大学教職大学院が設置され、10年が経ちました。教職大学院は、ほぼすべての都道府県に設置されており、教師=高度専門職を実質化するシステムとして、拡張が進められています。愛媛大学でも、総合大学では全国最大規模である100人以上の者が各学部から集まり、教職大学院で学んでいます(東の横国、西の愛大を目指します)。本学教職大学院の魅力、理念、カリキュラム、授業の様子、各種実績等については、ぜひ特設Webサイト「愛媛大学教職大学院」をご覧ください。

世界をみると、大学院修了相当の教員は40%以上となっていますが、日本では10%程度にとどまっています。この低水準の訂正を目指して、教職大学院修了後に教職に就いた者は「奨学金返還を免除する制度」が令和6年度から始まりました。月88,000円×24カ月で約210万円の奨学金を受領できます。世帯所得ではなく個人所得基準で判断されますので、一般的な学生であれば原則全員受領できます。なお、愛媛大学の場合は、学部卒業者を対象とする「1年修了制度」を全国で初めて導入しています。学部4年生時から教職大学院の単位を履修することで、通常2年かかるところを1年での修了が可能となるのです(フィンランドシステム)。

高度専門職としての教員の処遇も改善が進められています。令和8年度の初任給は大学院修了者で29万円近くとなっています。働きやすい職場環境づくり(令和11年度までに時間外在校等時間30時間の縮減目標)も進められ、優秀な人材確保のための政策が着実に進行しています。

教員志望者を対象とする教育学部の新しい入試の検討も進められています。みなさんも、ぜひ、高度専門職としての教師をこころざし、教育から世界を変えていきましょう!!

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