私達は、毎日の生活の中で、たくさん水に触れています。手を洗う、料理をする、トイレに行く、お風呂に入る、といった何気ない日常のなかに、いつも水にお世話になっています。また、川辺を歩いたり、釣りをしたり、湖畔でくつろいだり、水辺に触れることも多いのではないでしょうか。水は、私達にとって、身近な存在です。
私は学生のころ、日本や途上国での水質汚染に関する書籍に出会い、水環境問題の重要性を知りました。きれいに見える川でも、実は目に見えない微量な化学物質があること、その水が人間の健康や水域の生物に影響を及ぼす場合があることを知って、「水質についてもっと勉強したい」「水環境問題の解決に貢献したい」と思ったのが、今の研究の道へ進むきっかけになりました。
今は大学で、水域の富栄養化と藻類増殖、化学物質による水質汚染とその生物影響、水域での薬剤耐性菌の動態などを調べています。透明な水の中にも、そこには色々な化学物質が溶解していたり、興味深い小さな微生物が生活していたり、様々な変化やメッセージが隠れていて、それを読み取ることで、水環境やそれを取り巻く社会のことが見えてきます。水は、自然や人々のくらしの「鏡」のような存在です。
高校生のみなさんの中には、「将来やりたいことが見つからない」と感じている人も多いかと思います。でも、それは自然なことで、私も以前はそうでした。けれども、いろんな勉強をしたり、本を読んだり、人と話したりする中で、「これは面白い」「もっと知りたい」と思えるものに出会えたとき、そこから世界が広がっていくのだと思います。
皆さんも、大学では、自分の好奇心を大切にして、興味を広く持って、たくさん学び、色々な経験をしていってください。自分が「ワクワク」を感じられるものに、きっと出会えると思います。
私達は、毎日の生活の中で、たくさん水に触れています。手を洗う、料理をする、トイレに行く、お風呂に入る、といった何気ない日常のなかに、いつも水にお世話になっています。また、川辺を歩いたり、釣りをしたり、湖畔でくつろいだり、水辺に触れることも多いのではないでしょうか。水は、私達にとって、身近な存在です。
私は学生のころ、日本や途上国での水質汚染に関する書籍に出会い、水環境問題の重要性を知りました。きれいに見える川でも、実は目に見えない微量な化学物質があること、その水が人間の健康や水域の生物に影響を及ぼす場合があることを知って、「水質についてもっと勉強したい」「水環境問題の解決に貢献したい」と思ったのが、今の研究の道へ進むきっかけになりました。
今は大学で、水域の富栄養化と藻類増殖、化学物質による水質汚染とその生物影響、水域での薬剤耐性菌の動態などを調べています。透明な水の中にも、そこには色々な化学物質が溶解していたり、興味深い小さな微生物が生活していたり、様々な変化やメッセージが隠れていて、それを読み取ることで、水環境やそれを取り巻く社会のことが見えてきます。水は、自然や人々のくらしの「鏡」のような存在です。
高校生のみなさんの中には、「将来やりたいことが見つからない」と感じている人も多いかと思います。でも、それは自然なことで、私も以前はそうでした。けれども、いろんな勉強をしたり、本を読んだり、人と話したりする中で、「これは面白い」「もっと知りたい」と思えるものに出会えたとき、そこから世界が広がっていくのだと思います。
皆さんも、大学では、自分の好奇心を大切にして、興味を広く持って、たくさん学び、色々な経験をしていってください。自分が「ワクワク」を感じられるものに、きっと出会えると思います。