私が愛媛大学を選んだ理由は、大学入学時にコースが固定されておらず自分に合った分野をじっくり見極められる点に魅力を感じたからです。実際に先生方の講義や研究内容を見聞きして、2年次にコースを選択できるのは、大きな利点だと思います。
現在は理工学研究科・応用化学講座の博士後期課程に進学し、RNAとRNA成熟化酵素の研究を行っています。RNAは、さまざまなタンパク質との相互作用を通じて遺伝子発現を制御する、まさに生命の“調律者”のような存在です。RNAの研究はmRNAワクチンの登場により、ホットな分野となりましたが、知れば知るほどその奥深さに引き込まれます。博士課程に進んだ今の目標は、“本学在学中に1つでも多く成果を残すこと”です。修士2年時に国際学会に参加したとき、世界中の研究者の熱量に圧倒されました。Nature誌やScience誌などの研究者がうらやむような科学誌に名を連ねる人がすぐ隣で議論している。そんな現場に立って初めて、まだまだ“研究の入り口”に立っただけなのだと実感しました。せっかくこの世界に足を踏み入れたからには、名を残せるくらいの研究をしてみたいと思っています。
高校生の皆さんには、進む道を“楽しいかどうか”ではなく、“どう楽しむか”で選んでほしいと思います。この先、想定外の道へ進むことや苦手な分野に進むことなどあると思います。私自身、現在の分野を志望していたわけではありませんでした。しかし、たとえ思い通りに道が進まなかったとしても、失望することはありません。例えば、私はトマトが苦手ですが、ミートソースにすればおいしいことを知っています。きっと学業や研究でも同じように、皆さんの調理次第で「苦手な分野」を「ごちそう」に変えてしまうこともできると思います。これから皆さんの人生に訪れる思いがけない出会いや発見を、自分なりの“調理法”で楽しく彩っていけることを願っています。
私が愛媛大学を選んだ理由は、大学入学時にコースが固定されておらず自分に合った分野をじっくり見極められる点に魅力を感じたからです。実際に先生方の講義や研究内容を見聞きして、2年次にコースを選択できるのは、大きな利点だと思います。
現在は理工学研究科・応用化学講座の博士後期課程に進学し、RNAとRNA成熟化酵素の研究を行っています。RNAは、さまざまなタンパク質との相互作用を通じて遺伝子発現を制御する、まさに生命の“調律者”のような存在です。RNAの研究はmRNAワクチンの登場により、ホットな分野となりましたが、知れば知るほどその奥深さに引き込まれます。博士課程に進んだ今の目標は、“本学在学中に1つでも多く成果を残すこと”です。修士2年時に国際学会に参加したとき、世界中の研究者の熱量に圧倒されました。Nature誌やScience誌などの研究者がうらやむような科学誌に名を連ねる人がすぐ隣で議論している。そんな現場に立って初めて、まだまだ“研究の入り口”に立っただけなのだと実感しました。せっかくこの世界に足を踏み入れたからには、名を残せるくらいの研究をしてみたいと思っています。
高校生の皆さんには、進む道を“楽しいかどうか”ではなく、“どう楽しむか”で選んでほしいと思います。この先、想定外の道へ進むことや苦手な分野に進むことなどあると思います。私自身、現在の分野を志望していたわけではありませんでした。しかし、たとえ思い通りに道が進まなかったとしても、失望することはありません。例えば、私はトマトが苦手ですが、ミートソースにすればおいしいことを知っています。きっと学業や研究でも同じように、皆さんの調理次第で「苦手な分野」を「ごちそう」に変えてしまうこともできると思います。これから皆さんの人生に訪れる思いがけない出会いや発見を、自分なりの“調理法”で楽しく彩っていけることを願っています。