教育学生支援部では、9⽉18⽇(水)に「令和元年度教育学生支援担当職員SDプログラム」を実施しました。
本研修は、教育学生支援業務の担当が1年目の職員を対象として、平成25年度から毎年実施しており、前年度に本プログラムを受講した2年目の職員が講師となり、自身の経験から題材を選び、後輩に実務上の留意点を分かりやすく伝えることを目的に実施しているもので、今年度は、14人が受講しました。
研修の前半は、吉田愛媛大学SD統括コーディネーターから、「教育学生支援担当職員の人材育成」についてオリエンテーションが行われ、引き続いて、中塚入試課入学試験チームリーダーから「入学試験のミスを防ぐために」と題して、入試への注目度が上がっている現状、入試ミスの事例とその対応について説明があり、入試だけでなく、日々の業務で注意すべき事務担当者の心構えが伝えられました。
今年度は新たに、事務系職員の研修として実施している「IR入門」を受講した2人による発表が行われました。2人から研修課題となっていたデータを用いて職場の現状と課題について説明があり、受講生は日々の業務でデータを意識するなどデータの必要性を考えるきっかけになりました。
後半は、2年目の職員11人が講師となり、「教育学生支援部の業務を考える」と題して、「学生対応(履修・成績等)に関する業務」「保護者対応や学生生活等に関する業務」などを中心に「2年目職員の経験や考えを聞くことで、今後の業務に活かすことができる。」「多面的な視点から問題解決の方法を考えることができる。」の2つを達成目標に掲げ、講義を行いました。 各講師は、緊張しながらも、昨年1年間の自身の業務を振り返り、担当した業務で特に気をつけて行ったことや正確に情報を収集すること、規程に基づいて説明することの重要性や窓口対応でのポイントなど、自身の体験事例などを題材にしたワークを交えながら受講者に講義を行いました。 受講者は、講義内容が現在携わっている身近な業務に関することもあり、特に事例のワークでは各グループで活発な意見交換を行っていました。先輩職員から直接、仕事での苦心談、注意事項や対応の心構えなどを聞くことができ、受講者は、日々の業務での疑問や不安などが軽減された様子でした。
この度の研修は、職員間の連携が深まり、受講生にとって、今後の業務に携わる上で有意義な機会となりました。
<教育企画課>