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「第18回キャンパスベンチャーグランプリ」四国大会で、本学学生の徳永聡さんと多賀谷直樹さんが最優秀賞・優秀賞を受賞しました【12月14日(月)】

 令和2年12月14日(月)、大学生等による新事業提案コンテスト「第18回キャンパスベンチャーグランプリ四国大会」の最終審査会において、大学院理工学研究科博士課程後期課程1年生(プロテオサイエンスセンター無細胞生命科学部門)の徳永聡さんが最優秀賞を、社会共創学部産業マネジメント学科産業マネジメントコース2年生の多賀谷直樹さんが優秀賞を受賞しました。

氏名 テーマ
最優秀賞 徳永 聡さん えひめのサメで抗体を創るプラットフォーム
優秀賞 多賀谷 直樹さん フィッシュレザーを中心とした地場産業への貢献とSDGsを達成する社会の実現

 最優秀賞を受賞した徳永さんは、プロテオサイエンスセンターの竹田浩之准教授らの研究成果をもとに、愛媛県で豊富に取れる安全な小型サメを使った抗体創出プラットフォームの事業化を目指しています。サメ抗体を基に作製される特殊抗体は、これまでに開発が難しかった、病原体やがん細胞等の標的に対する抗体を取得できる可能性を持ち、低コスト製造が可能です。そのため、治療や診断の対象となる疾患の拡大や抗体医薬の薬価の引き下げに貢献することが見込まれます。また、この技術が社会実装されることにより、抗体開発が加速し、抗体利用の可能性がさらに高まることも期待されています。

 優秀賞を受賞した多賀谷さんは、廃棄される魚の皮を動物のなめし革のように加工し、靴やバッグ、財布、ジャケット等として製造・販売するビジネスプランを提案しました。水産養殖大国である愛媛県において、大量に廃棄される養殖魚の皮を中心としたフィッシュレザー産業の確立を目指しています。また、海洋廃棄物として廃棄される魚の皮を「地域資源」として捉え、その有効活用により、漁業従事者のセカンドキャリア創出に寄与すること、さらには、革市場の拡大に伴う素材不足の状況に対して、違法狩猟やアンフェアな取引等の課題解決なども目指しています。

 審査において、両者の新規性、創造性、事業・市場性に加えて、地域の課題を適切に分析し、地域資源の活用による持続可能な解決策提案であった点が高く評価されました。

 なお、最優秀賞を受賞した徳永さんは、令和3年2月に開催される全国大会への出場権を獲得し、さらなる躍進が期待されています。

 

関連リンク

cvg(キャンパスベンチャーグランプリ)-学生ビジネスプランコンテスト-HP

<社会連携課>