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「Ethics and Community Engagement」オンラインセミナーを実施しました【2月26日(金)】

 令和3年2月26日(金)、本学の協定校であるワシントン大学バゼル校(米国)、カリフォルニア州立工科大学ポモナ校(米国)、愛媛大学の3大学で「Ethics and Community Engagement: Sharing best practices and challenges(倫理とコミュニティー・エンゲージメント*:ベストプラクティスと課題の共有)」をテーマにオンラインセミナーを開催しました。本セミナーは、本学が主催となり、国際連携推進機構のルース・バージン特命教授、アドリアナ・ヒディング助教、社会共創学部の山中亮准教授が実施しました。

 はじめに、社会共創学部の岡本隆教授、山中亮准教授が、本学の取組の方向性や実践例の発表を行いました。社会共創学部では、地域の中小企業と連携して、学生が自ら問題を発見し、解決策を探る問題解決型学習(PBL)を実施していることについて説明を行い、参加者は、興味深く耳を傾けていました。ワシントン大学バゼル校からは、コミュニティー・エンゲージメント推進機構のカラ・アダムス機構長、マベル・エゼオンウ准教授、スティーヴ・コリンズ准教授が、大学としての取組概要と2つの実践例を紹介しました。中米グアテマラ共和国で医療支援プロジェクトを実施した例では、発展途上国と先進国の教育・経済水準や言語・文化の違いによって協力関係の不均衡が起こりやすいという課題が示されました。カリフォルニア州立工科大学ポモナ校からは、コミュニティー・エンゲージメント推進機構のブライアント・フェアリー機構長が、大学の理念と戦略について紹介し、国連アカデミック・インパクトやSDGsとの関連について説明しました。

 質疑応答及びディスカッションでは、参加者約20人が各大学の取組について詳細な情報交換を行い、今後の連携について積極的な議論を交わしました。

 3大学はすべて、コミュニティー・エンゲージメントの使命を共有しており、今回のセミナーでは、互いの発表から学ぶ良い機会となりました。世界中で倫理に関する多くの問題(発展途上国と先進国間での経済的労働力の不均衡、様々な側面におけるステークホルダーへの配慮など)が起こる中、コミュニティーの中で、学生がどのような役割を果たすべきなのかを認識していく教育構築の重要性が共有できました。

「Ethics and Community Engagement」オンラインセミナーの様子

 全ての参加メンバーは、本セミナーの継続を強く望み、次回のセミナーは、ワシントン大学バゼル校のデイヴィッド・ゴールドスタイン教授を中心に開かれることとなりました。次回のセミナーには、より多くの大学・国からの参加が期待されます。

* Community Engagement(コミュニティー・エンゲージメント)とは、よりよい地域社会を作るための活動(社会貢献)

<国際連携推進機構>