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どのようにしてゴールドメダリストは育つのか!!

 平成18年2月4日(土)愛媛大学グリーンホールで、1972年ミュンヘンオリンピックゴールドメダリスト田口信孝氏の講演会が開催されました。

 この講演会は、愛媛大学総合型地域スポーツクラブ設立記念講演として開催されたもので、講演会に先立ち、同クラブ初代理事長となった教育学部堺賢治教授から、クラブの目的、活動などの説明があり、田口氏の選手時代の10年間体力測定などをおこなってきた教育学部杉山允宏教授の司会で、講演会が始まりました。

 田口氏は、愛媛県西条市出身。現在、鹿屋体育大学で教授としてアテネオリンピック競泳女子自由形800Mで金メダルを獲得した柴田亜衣選手などを育成しています。柴田選手の指導者としての立場から、指導法を山登りにたとえて、時にはユーモアな話しを交えながら、小学生から高齢者まで参加した約330人を前に分かり易く講演していただきました。
 
 講演の中で「人間は鍛えると伸びるが、スポーツには人の身体によって向き不向きがある。自分を知って、工夫をして、スポーツに挑戦してほしい。」「選手は限界を超えるときは挑戦が必要。その時は、優秀な指導者が必要。指導者は1人でなくて、いろいろな人から指導を受けることも大切」「人間は単純であり、いろいろな人から影響を受ける。人だけでなく、音楽も力があり、パワーがある。」「スポーツは恥をかきながら上達する」「最終的には、運が必要。これは神頼みであるが、お願いするだけでなく、神様の立場に立って考えることが必要」とそれぞれ解説しながら説明し、最後に、「夢を沢山持ってほしい。金メダルは手段であって目標ではない。」「大学で何を学んで、何をするのか」を意識して、学生生活を有意義に過ごしてほしいと話しがありました。

 

広報室