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プロテオサイエンスセンターの森田将之講師が第30回日本寄生虫学会奨励賞を受賞しました【4月16日(金)】

 令和3年4月16日(金)、17日(土)、奈良春日野国際フォーラムで行われた、第90回寄生虫学会・第32回日本臨床寄生虫学会合同大会において、プロテオサイエンスセンター・マラリア研究部門の森田将之講師の研究業績「マラリア原虫メロゾイトのデンスグラニュールタンパク質の研究」が、第30回日本寄生虫学会奨励賞を受賞しました。

 本賞は、受賞までの3年間に寄生虫学に関する優れた研究を行った若い研究者に対して贈られるものです。
 森田講師は、コムギ無細胞系を駆使することにより新たなマラリアワクチン候補分子としてLSA3を発見し、その後LSA3ワクチンの作用分子機構の研究から、LSA3がマラリア原虫メロゾイトの「デンスグラニュール」と呼ばれる細胞内小器官に局在している事を見出しました。デンスグラニュールの存在は1989年から知られていましたが、そこに内包される分子についてはほとんど知られていませんでした。
 森田講師は、超解像イメージングを含めた多彩な研究手法を組合せることでPV1をはじめ新たなグラニュール分子を発見し、デンスグラニュールを対象とした独自のサイエンスを開拓しています。これらの研究業績が高く評価され、今回の受賞に至りました。

<プロテオサイエンスセンター>