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医学部附属病院の医師が第29回愛媛医学会賞・奨励賞を受賞しました

 このたび、医学部附属病院の医師が第29回愛媛医学会賞・奨励賞を受賞しました。

 愛媛県医師会員らでつくる愛媛医学会では、毎年、医学誌に掲載された論文の著者を対象に、医学や地域医療の進歩に貢献した医師を表彰しています。今回、愛媛医学会賞に2人、若手医師の顕彰を目的とした愛媛医学会奨励賞に3人選出され、当院総合臨床研修センターの熊木天児教授が愛媛医学会賞を、肝臓・胆のう・膵臓・移植外科の宇都宮健助教が医学会奨励賞を受賞しました。

 熊木教授は、愛媛胆膵疾患研究グループ※1を10年前に設立し、特に膵癌について県内の専門医とともに研究しています。今回の受賞は、膵臓を調べる目的ではなく受けた検査や人間ドックで膵臓に異常を指摘された際に、無症状であっても専門医のもとで精密検査を受けることこそ、膵癌の早期診断に繋げられることを示したものです。

 宇都宮助教は、膵腺房細胞癌(比較的稀な疾患で、腫瘍径が20mm以下(TS1)での診断例は特に報告が少ない)について、超音波内視鏡ガイド下穿刺吸引法※2によって得られた検体から診断が得られ、手術を施行したTS1症例の報告をしました。

 本学は、今後も医学に貢献する医療従事者の育成に努めてまいります。

※1 愛媛胆膵疾患研究グループ…Ehime Pancreato-Cholangiology(EPOCH)Study Group
※2 超音波内視鏡ガイド下穿刺吸引法…Endoscopic ultrasound-guided fine needle aspiration:EUS-FNA

 

 

<医学部>