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令和3年度連合農学研究科共通セミナーを開催しました【9月7日(火)】

 令和3年9月7日(火)、愛媛大学大学院連合農学研究科では、愛媛大学・香川大学・高知大学に配属されている25人の博士課程1年生全員が参加した共通セミナーをオンラインで開催しました。

 本セミナーは、例年、異なるキャンパスの学生が一堂に会し、2泊3日の合宿形式で取り組むことが特徴の集中授業ですが、今年度は初の全面オンラインでの実施となりました。
 企業に所属しながら研究活動を行う社会人も在籍する連合農学研究科では、京都や大阪、また、コロナ禍の影響で渡日することが出来ていないインドネシアからなど、愛媛・香川・高知に留まることなくさまざまな地域からの参加がありました。

 学生の半数近くを留学生が占める連合農学研究科での本セミナーのプログラムは、全て英語で行われます。午前中に実施されたマーフィ・デニス教授の講義「科学論文の書き方」では、2年後に控えた博士論文執筆を目標に学術論文の発表や研究を遂行するための基礎知識を得るため、学生たちは、真剣な眼差しで講義を聴いていました。
 午後は、事前に大学別の5グループに与えられた5つのテーマ「日本の食文化について」「廃プラスチックのリサイクルの効果的・効率的な方法は何か?」「環境保全型農業の現状と課題 」「6次産業の輸出促進について(四国地域の6次産業生産物をアジア市場へ輸出する戦略)」「食と健康」において、日本人と留学生が共修でSDGsの17のゴールと関連付けてまとめた資料を熱心に発表しました。発表中、インドネシアから参加した留学生のバックにコーランが流れる等、オンラインならではのハプニングもありましたが、全員がオンラインツールを駆使して取り組みました。

 質疑応答では、「私たちはSDGsのゴールを目指し、2030年にどこまで達成することが出来るのか?」という質問があり、科学者、研究者としての社会貢献について意見を述べ考え合う機会となりました。

 最後に、連合農学研究科の大上博基研究科長から「互いに異なる国のメンバー同士で、農学とSDGsに関する包括的な課題に取り組んだことは、みなさんの視野を広げ、自身の専門的な研究を追及するヒントになったと思います」との励ましのメッセージで閉会しました。

 連合農学研究科では、互いに対面で意見を交わすことがままならないコロナ禍においても、日本人と留学生の共に学び合う機会を提供し、さらなる優れた研究者の人材育成に向けて今後も取り組んでまいります。

<連合農学研究科>