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カロリンスカ研究所ハンス・ウィグツェル教授に愛媛大学学術顧問教授を委嘱

 愛媛大学は、本学の教育・研究における特定の分野(無細胞生命科学工学)について必要な指導及び助言を仰ぐため、平成16年10月1日(金)、スウェーデン王国カロリンスカ研究所Hans Wigzell(ハンス・ウィグツェル)教授に愛媛大学学術顧問教授を委嘱しました。

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平成16年6月特別講演に来学されたウィグツェル教授

 ウィグツェル教授は、1982年よりカロリンスカ研究所・免疫学教授として、世界の免疫学、特にNK細胞、エイズ、ワクチン研究をリードしてきました。
 同研究所(=スウェーデン唯一の医学単科大学)は、医学関連分野のみならず生命科学分野において世界的に実力のある研究所で、ウィグツェル教授は1995年から9年間、所長として同研究所の発展に貢献されました。また、同研究所は、ノーベル医学生理学賞の選考に携わってきた輝かしい歴史を持っており、ウィグツェル教授は1990年〜1992年に、ノーベル賞選考委員会の委員長を務め、1993年以降も選考委員会の委員になっています。さらに1999年からは、スウェーデン政府のチーフ科学顧問に任命されています。
 現在、WHO-UNAIDS(世界保健機関-国連合同エイズ計画)ワクチン諮問委員会委員長、米国免疫学会生涯名誉会員、スウェーデン王室科学アカデミー医学会員及びヨーロッパ分子生物学機構(EMBO)会員等としての活動も行っています。
 以上のように、医学・生命科学分野での世界的リーダーとして長く活躍されてきたウィグツェル教授は、幅広い知見とリーダーシップ、そして優れた人格を備えており、本学における無細胞生命科学工学研究センターの研究成果に、より大きな発展をもたらすことが期待されます。
無細胞生命科学工学研究センター