総務省では、ローカル5Gのより柔軟な運用の実現及び低廉かつ安心安全な利活用の実現に向け「課題解決型ローカル5G等の実現に向けた開発実証」を実施しています。
今年度の実証提案は、株式会社愛媛CATVを実証代表機関として愛媛県松山市及び東温市の工場において実施する「中小企業における地域共有型ローカル5GシステムによるAI異常検知等の実証」(以下「本実証の概要」参照)の提案が選定されました。
本学としては、本実証に大学院理工学研究科の小林真也教授、遠藤慶一准教授、黒田久泰准教授らのグループが参加し、保有する技術シーズ(分散処理システムに関する研究、水産分野におけるICT利用に関する研究、無線通信技術の産業応用に関する研究)を活用した社会実装に取り組みます。
本実証の概要
期 間:令和3年12月~令和4年3月
場 所:愛媛県東温市(ツウテック社工場)/松山市(ユタカ社工場)
内 容:両工場においては熟練技術者の不足による生産現場の停滞、非熟練者への技術伝承の遅れに直面し、中小企業においては導入コストが障壁となりスマート工場化に遅れが生じているという課題がある。
今回、地域閉域網を共有するローカル5G環境を工場敷地内に構築し、AIを用いた工場設備の異常検知、完成した部品の検品作業及びスマートグラスを用いた遠隔指導、作業支援の実証を実施し、低コストかつ高品質な共有型ローカル5Gにより、中小企業の工場における技術伝承及び生産性向上を実現する。
参考リンク
令和3年度「課題解決型ローカル5G等の実現に向けた開発実証」に係る実証提案の決定 ≪四国管内では株式会社愛媛CATVの中小企業の工場における実証提案を選定≫(総務省Webサイト)
<工学部>