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第13回救命救急講習会を開催しました【7月15日(金)】

 平成28年7月15日(金)、本部棟第1会議室で、松山市東消防署の救命救急士を講師に迎え、教職員・学生合わせて20人の参加を得て、第13回救命救急講習会を開催しました。この救命救急講習会は、突然の事故等に遭遇しても慌てることなく応急手当ができる教職員の育成を目指し、平成18年度から開催しており、今回で13回目となりました。
 始めに、藤村裕安全環境課長から「いざという時、最初の救命活動が大切です。慌てずに対応できるよう、今日は応急手当の話をよく聞いて帰ってください。」と挨拶がありました。
 講師から、「松山市の救急車が到着するまでの平均所要時間は約8分です。この8分の間に我々が救命救急の対応をすることにより、命を救える可能性が高くなります。心臓が止まると脳に血液が通わなくなり、脳細胞が働かなくなります。大事なことは、心臓をリズム良く真上から圧迫することです。」と、応急手当の重要性と講習の目的について説明がありました。

 

 そして、参加者は4班に分かれ、実際に人形を使って胸骨圧迫と人工呼吸の方法について学び、心肺蘇生法(反応の確認、呼吸の確認、胸骨圧迫、人工呼吸)の流れを確認しました。次に、二人一組になり交替で、実際に倒れている人を助けるという想定でシミュレーションを行いました。まず、倒れている人の意識と呼吸を見極め、こちらからの呼びかけへの反応の有無を確認しました。そして、大声で周囲に協力者を求め、119番通報とAEDの依頼、その後心肺蘇生法を行う場合の手の置き場所、リズム、押す強さ等を確認しました。
 また、倒れている人に対する回復体位(横向きに寝る安定した姿勢)の練習も行いました。力のない女性でも、こつを掴めば楽に体位を移動させることができるようになりました。
 続いて、AEDの利用方法を音声案内に従って行い、心配蘇生法は救急車が到着するまで実行することが重要であることを学びました。

 

 最後に、楠元克徳総合健康センター長から、講師に向けてお礼の挨拶があり、感謝の気持ちを込めた拍手で閉会しました。安全環境課では、今後も継続的にこのような救命救急に関する講習会を開催し、教職員及び学生の受講率を向上させ、一人ひとりの応急処置に対する意識強化を図っていきます。