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第8回愛媛大学学術フォーラムを開催しました【9月5日(金)】

 平成26年9月5日(金)、グリーンホールで、愛媛大学学術フォーラムを開催し、学内外から約100人が参加しました。

 今回は、「愛媛大学の地域研究−これまでの歩み」をテーマとして、各学部等を代表する教職員から本学における地域連携研究や地域課題に関する発表がありました。また、研修会として、長年における国際誌エディターの経験を持つ名古屋大学名誉教授の上出洋介氏をお招きし、「なぜ研究者は論文を書かなければならないか」についてご講演いただきました。
 フォーラムは、大橋裕一理事・副学長(学術・企画担当)の開会挨拶で始まり、上出氏から、論文を書くことの意義、アクセプトされるよい論文の書き方などについて、様々な切り口で説明がありました。上出氏は、研究不正が問題になっている今、研究活動の基本である「論文を書くこと」は研究者の「義務」であり、説得力のある論文発表の重要性を強調し、学生から若手研究者、ベテランの研究者に至るまで、皆熱心に耳を傾けていました。
 続いて、曲田清維副学長による「国重要文化財 八幡浜市立日土小学校の保存再生」と題した特別講演では、日土小学校の子どもたちの日常を紹介する映像を交え、文化財であるモダニズム建築の本小学校の保存再生の取組みと、子どもたちの憩いの場を地域一体となって守っていく大切さについて話があり、会場全体が温かい雰囲気になりました。

 その後、社会連携推進機構の秋丸國廣准教授による「愛媛大学の地域研究による社会貢献」、大学院理工学研究科(工学系)の八尋秀典教授による「産学連携推進センターの活動とこれからのあり方」、沿岸環境科学研究センターの武岡英隆教授による「沿岸環境科学研究センターの地域連携研究」、農学部の武山絵美准教授による「地域・行政・大学の協働による鳥獣害対策研究の取り組み」、法文学部の胡光准教授による「四国遍路の世界遺産化に向けて」、大学院医学系研究科の川本龍一教授による「地域における研究活動―地域から大学へ 大学から地域へ―」と題する研究発表が行われました。

  「地域にあって輝く大学」であるためには、こうした地域研究は重要な取組みであり、今後も発展させていく必要があります。今回のフォーラムを皮切りに、今後は「未来」に向けての取組みにも焦点を当て、更なる充実した内容のフォーラムを企画し、学術研究活動はもちろん、ひいては本学の活性化を目指していきます。

<研究支援部>