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平成26年度愛媛大学図書館学術講演会を開催しました【10月15日(水)】

 平成26年10月15日(水)、愛媛大学図書館学術講演会を開催し、県下の大学教職員約40人が参加しました。

 本学図書館では、図書館活動の活性化と職員の資質向上や職員の交流を図るため、愛媛地区大学図書館協議会の協力のもと、学術講演会を毎年開催しています。
 今年は、アカデミック・リソース・ガイド株式会社代表取締役の岡本真氏を招いて「大学の変革と大学図書館の課題」をテーマに講演会を行いました。岡本氏は、国際基督教大学(ICU)卒業後、教育雑誌の編集者等を経て、ヤフー株式会社に10年間在籍し、「Yahoo!知恵袋」等多くのコンテンツの企画・運用を行いました。
 講演会では、「18歳人口が激減する一方で、大学は増加している。有名私立大学ですら、生存するために多額の資金を投入し戦略を立てて戦っている。国立大学も例外ではなく、生き残りをかけた変革を迫られている。この状況下で、図書館では生き残るための策として、オープンアクセスと学習支援という2大潮流がある。しかし、現在のオープンアクセスは単なるフリーアクセスとしか捉えられていない。本来オープンアクセスとは、論文を自由に閲覧できることにより、再利用(複製、改変)がかなえられるべきものである。また、学習支援としてのラーニングコモンズは、場を提供するだけでなく、学生同士の教え合い、学び合いへどう発展させていくかが今後の課題である。」と、内向きな発想になりがちな大学図書館への苦言も呈しながら、貴重な助言をいただきました。
 参加者は、テンポ良い岡本氏の話に魅了されながらも、改めて大学及び図書館の変革の必要性を痛感し、身の引き締まる思いでした。

 

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