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お知らせ

第6回愛媛地域医療連携ネットワーク研究会を開催

平成22年5月15日(土)、愛媛地域医療連携ネットワーク会議(事務局:愛媛大学医学部附属病院医療福祉支援センター)は、愛媛県テクノプラザで、「がんになっても安心して暮らせる街づくりを目指して 〜がん医療における地域連携 今後期待される地域連携パスの活用〜」をテーマに、第6回愛媛地域医療連携ネットワーク研究会を開催しました。

 愛媛地域医療連携ネットワーク研究会は2007年に初めて開催されて以来、地域医療連携を話題に、リハビリテーションや地域連携パス、緩和ケア等いろいろな角度からテーマを設定し開催してきました。昨今はがん対策基本法の成立もあって、「がんになっても安心して暮らせる街づくりを目指して」をテーマに「在宅医療」、「訪問看護」、「がん患者会」、そして「地域連携パス」などをメインテーマとしています。
 研究会は一井美哉子医療福祉支援センター看護師長の司会で進められ、第1部は「がん医療(終末期を含む)における地域医療連携のかたち〜診療報酬改定に見るがん医療の方向性〜」というテーマで、田辺三菱製薬株式会社の橋詰知久氏が、医療制度の向かう方向と診療報酬改定について解説しました。がん関連では、新規に設定された項目が多く、参加者の関心も高く、多くの質問が寄せられました。
 第二部は、櫃本真聿医療福祉支援センター長のコーディネートでパネルディスカッションを行い、最初に四国がんセンター統括診療部長の谷水正人氏から「がん地域医療連携パスの最前線」というテーマで、連携パスの課題、特に県下で求められることとして、パスに関わるネットワーク構築や人材育成の重要性について話題提起がありました。これを受けて、住友別子病院の亀井治人氏、おれんじの会・がん患者会代表の松本陽子氏、愛媛県議会議員の玉井敏久氏、愛媛県医療政策課長の渡瀬賢治氏を交え、ディスカッションを行いました。地域連携パスの限界やその活用に向けての環境整備、地域連携に関わる関係者の必要な姿勢などについて、会場からのご意見もいただきながら、活発な意見交換が行われました。この中で、前年度末に成立した「愛媛県がん対策推進条例」について、成立に関わった議員自身からその内容紹介や協力を期待する熱いメッセージもありました。
 愛媛地域医療連携ネットワーク研究会は、今回で6回目となりました。会を重ねる中で、当会の目的が共有され、愛媛県内の地域連携に関わる重要な情報交換やコンセンサスを図る場として位置づけられつつあります。今後とも皆様のご協力、ご支援を期待しております。

<医学部>