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お知らせ

東温市民向け災害ボランティア研修「広げようボランティアの和」を開催

 平成22年7月10日(土)、東温市および愛媛大学医学部附属病院医療サービス推進委員会、看護部患者サービス検討委員会は、東温市民向け災害ボランティア研修「広げようボランティアの和」3回コースの中の初級コースを開催しました。

 平成19年度より3カ年計画で取り組んできた「災害ボランティア研修」は今年度が最後の受け入れとなり、来年度のフォローアップ研修で終了します。
 この事業は、医療現場でボランティア活動するための基礎知識や技術、また、災害時に一人ひとりが力を合わせ、互いが支援し合えるスキルを身につけることを目的としたもので、初級、中級、上級と三段階の研修を経て、修了証が発行され、修了者は、東温市が災害ボランティアとして登録します。

研修は、田渕典子看護部長、東温市市民サービス部長の挨拶に続き、ボランティアで参加している本院の副師長たちが、看護学生を模擬患者に介護の模範技術講習を行いました。これに続き、研修生が介護者になったり、被介護者になったりしながら実施しました。今回の初級研修は、1.ベッドメーキング(シーツ交換)、2.食事援助技術(食事介助)、3.清潔・衣生活援助技術(清拭、口腔内ケア、洗髪、寝衣交換)、4.移送介助(車椅子搬送)という、介護に直結する項目で、研修生の中には、既に介護を経験した人もいて、「もっと早くこれを習っておけばよかった」というような感想がありました。

 今後、9月の中級研修では救急救命技術と感染対策、11月の上級研修では、心疾患や糖尿病など災害時に継続治療が必要な患者支援などの研修を行います。
 半日の短い研修時間ではありましたが、玄関を後にする研修生の表情が明るかったのが印象的でした。

<医学部>