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シンポジウム「日本とモザンビーク 2つの大学が織りなすグローカル・コラボレーションPART2 ~愛媛大学とルリオ大学、医と農の交差が創る未来~」を開催しました【3月1日(水)】

 平成29年3月1日(水)、総合情報メディアセンター・メディアホールで、「日本とモザンビーク 2つの大学が織りなすグローカル・コラボレーションPART2~愛媛大学とルリオ大学、医と農の交差が創る未来~」を開催しました。

 昨年に引き続き2回目となる本シンポジウムには、高校生、市民を含む約100人の参加者があり、モザンビークの協定校ルリオ大学で展開してきた、地域に根ざした大学間の連携について議論しました。
 まず、大橋裕一学長が挨拶し、本学がJICA「アフリカの若者のための産業人材育成イニシアティブ」(ABEイニシアティブ)でモザンビーク人学生を受け入れてきたことや、ルリオ大学にサテライトオフィスを開設して毎年教員を派遣していることを紹介しました。次に、駐日モザンビーク大使館のジョセ・モライス大使が基調講演を行い、今年両国の外交関係が40周年を迎えたことに触れ、モザンビークにとって日本が重要なパートナーであることや、本学とルリオ大学の交流深化に対する期待を述べました。

 続いて、ルリオ大学農学部のマラッシオ学部長と看護学科のベロニカ講師が、コミュニティを支援するルリオ大学のカリキュラムについて、それぞれ農学と看護学の視座から報告しました。ルリオ大学では、「1学生1家族」(One student one family)というプログラムで、全学生がコミュニティに入って学ぶ活動を行っています。ベロニカ講師は、実際に学生が公衆衛生状態の改善を通して、村落部で増加するマラリアやコレラの問題に取り組んでいる事例を紹介しました。
 その後、医学部看護学科の佐伯由香教授が現地の医療体制と看護教育について、また国際連携推進機構の栗田英幸准教授が現地駐在中の活動について報告を行いました。

 最後に、外務省アフリカ第二課の首藤明美課長補佐とJICAアフリカ部の森下拓道次長が、各報告内容や本学のモザンビークでのグローカル連携の取組みについて講評しました。
 今回ルリオ大学から招へいしたマラッシオ学部長とベロニカ講師は、農学部附属農場及び附属演習林並びに医学部看護学科及び附属病院を訪問、視察しました。

<国際連携課>