平成１９年１２月１９日（水）総合情報メディアセンターにおいて、平成１９年度愛媛大学研究開発支援プロジェクト公開シンポジウム−研究開発最前線２００７−を開催しました。
本学では、独創的かつ世界レベルの研究を推進することを使命の一つと捉え、愛媛でなければできない、また、愛媛から世界に広がる研究を創りあげていくことを目指して、総合大学の利点を活かし、部局を超えた学際的領域の開拓、チームワークを重視した研究チームの育成に取り組んでいます。
その一環として、平成13年度から「学内ＣＯＥ育成支援経費」の制度を創設し、財政支援を行っています。名称も「戦略的プロジェクト研究」から16年度に「研究開発支援」に変わり、予算も開始当初の7千万円から1億1千万円に増額となり、本学における特色ある優れた学術研究を支援し、当該分野における我が国での研究拠点の形成及び萌芽的研究の育成を図っています。
今回、既に採択され研究を行っていた教員より、研究課題における研究成果の発表が下記のとおり行われました。
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- 発表中の土屋准教授
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- 公開シンポジウムの様子
１．地球マントル深部領域における（Mg、Fe）SiO3、（Mg、Fe）0の物性予測と鉄固溶効果
地球深部ダイナミクス研究センター 准教授 土屋 卓久
２．液相及び非晶質状態内の相転移と新たな臨界現象
理工学研究科（理学系） 教授 渕� 員弘
３．モノリシック多色発光デバイス用希土類元素添加酸化亜鉛ナノワイヤーの成長に関する研究
理工学研究科（工学系） 准教授 寺迫 智昭
４．含硫黄共役π電子系材料の構造と電気化学特性の検討
理工学研究科（理学系） 准教授 山田 容子
５．炎症・インスリン抵抗性関連遺伝子のプロモーターSNPを標的とした愛媛におけるメタボリ
ックシンドロームの予防・診断法の体系的確立
医学系研究科 教授 牧野 英一
６．古代東アジアの出土資料と情報伝達
法文学部 教授 藤田 勝久
７．中国・四川省成都平原における戦国〜漢代製鉄遺跡の基礎的研究
法文学部 教授 村上 恭通
８．えひめバイオバンクの構築と抗加齢因子の探索〜愛媛大学医学部附属病院抗加齢センター
とのコラボレーションプロジェクト〜
医学系研究科 教授 三木 哲郎
９．２型糖尿病原因遺伝子“レジスチンプロモーターSNP”を用いた愛媛におけるオーダーメイ
ド医療の確立
医学系研究科 准教授 大澤 春彦
１０．環境中に棲息する危険微生物の性状・病原性および感染症発症要因の解析
医学系研究科 准教授 四宮 博人
１１．光合成の高温適応の分子機構の解明−高温耐性植物の作出を目指して−
無細胞生命科学工学研究センター 准教授 西山 佳孝
広報室