平成29年11月29日(水)、教育学部の学生33人が上島町立弓削小学校(上村悦男校長)を訪問し、同校の研究発表会で学びました。
今回の弓削小学校訪問は、平成28年度から継続している愛媛大学教育改革促進事業(愛大GP)の採択プログラム「愛媛で教員になるモチベーションを高める教育内容・方法の充実」と、平成29年度県内事業所研究のためのバス運行支援事業「教職教養課題特講での上島町小規模校訪問 -愛媛で教員になるモチベーションを高めるために-」による取り組みの一つとして実施しました。教育学部では、理論と実践の往還を柱とした教員養成プログラムを実施し成果を上げており、今回も、愛媛県内に多く存在している小規模校の実際を学ぶことで、学生が教職の尊さや重要性をさらに理解し、愛媛県の優れた教員になりたいというモチベーションをさらに高める経験となりました。弓削小学校ではとても温かく学生を迎えていただき、同校の国立教育政策研究所教育課程研究指定校事業中間発表会への参加や、授業参観、研究協議なども体験することができました。
訪問した学生からは、「今回の訪問は、小規模校に対する自分の意識が変わった。」「ふるさと実習や附属学校園とは異なり、小規模校ならではの良さについて、実際に訪問したことで知ることができた。」「実際に教師になった際に島の学校に行く可能性もあるため、今回どのような学校なのかについて知れたことは、今後に役立つと感じた。」「教師の児童に対する思いやり・愛情でクラスの良い雰囲気作りや関係性が築けるということを改めて考えさせられた。」などの感想が寄せられました。
なお、この訪問は12月6日(水)の愛媛新聞朝刊、12月10日(日)の読売新聞朝刊、弓削小学校のホームページでも紹介されました。このような取り組みを1月にも実施する予定です。教育学部では、質の高い教員を輩出することにより、愛媛県内の地域の核となる人材育成にも寄与してまいります。
<教育学部>