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医学部附属病院で南海、東南海地震を想定した大規模災害訓練を実施しました【12月10日(日)】

 平成29年12月10日(日)、医学部附属病院で、南海、東南海地震による大規模災害の発生を想定した大規模災害訓練を実施しました。
 今回の訓練は、病院関係者や学生等が参加したほか、東温市消防署や愛媛医療センター、東温市医師会等と連携し、災害拠点病院に指定されている当院の機能強化と実施体制の確認・検証を行いました。
 訓練は、休日の21時に震度6強の地震が発生し、同時刻に火災も発生したという想定で、消火訓練や大型テントの設営、治療の優先順位を決めるトリアージ(重症度合によって治療の順番を決めること)訓練等を行いました。トリアージでは、医師や看護師に加え、メディカルスタッフや事務職員も連携しながら、怪我の重傷度・緊急度によってトリアージタグをつけ、実践的な訓練を行いました。
 この様な大規模災害が発生した際、各スタッフに指示を発する「災害対策本部」の役割が重要となります。「災害対策本部」では、病院の様々な場所に配置されているスタッフの状況や要請を把握する窓口や連絡先を明確にし、本部に集められる情報を一元化する訓練が行われました。電気、水、医療用ガスなどのライフラインの確保、重傷者の他病院への搬送等、時間の経過ごとに発生する事案に対し、各担当から本部長まで速やかに伝達を行い、それらの情報をもとに各要請に対してスムーズな対応を行いました。
 この訓練を通して、昨年より改善が見られた点もありましたが、問題点も浮かび上がりました。当院では、これらの問題点を克服するよう対応策を検討し、災害拠点病院としての更なる機能強化を図ります。

 

<医学部>