平成29年12月14日(木)、総合情報メディアセンターメディアホールにて、インナーコミュニケーション・コラボセミナーを開催し、教職員や学生約50人が参加しました。
このセミナーは、全教職員が広報活動の担い手となり、学内の現状を把握し情報の共有化(インナーコミュニケーション)の意識を高めていくことを目的として開催しているものです。6月に引き続き、今年度2回目となる今回は、「愛媛大学の国際化」をテーマに開催しました。
はじめに、大賀水田生広報室長・広報担当理事からの開会挨拶があり、国際連携推進機構の小林修准教授から「世界とつながる愛媛大学~過去・現在・未来~」と題した講演がありました。講演の中では、データから愛媛大学の国際化について知るだけでなく、「セミナー参加者がもし50人の村だったら」という想定のもと、ゲーム形式で参加者同志が交流しながら、世界の人口や貧困、世界の中の日本について理解し、現状について考えることができました。また、本講演の中では、スマートフォンを利用したリアルタイムアンケートなど新たな試みも実施しました。
次に、法文学部人文学科4回生の菊川愛理さんが、入学からSUIJIプログラムへの参加、そして留学を経て就活を終えた今までの経験を「ローカルとグローカルを行き来する」と題し発表を行いました。「ローカルとグローバル」を行き来して「結局ローカルとローカル」であることに気づいたという話には、教職員の参加者も非常に納得させられました。
続いて、法文学部人文社会学科2回生で留学生の王小婉(オウ・ショウエン)さんが、「可能性を広げる、知らない自分との出会い」と題して、日本で学ぶまで、そして日本の中で愛媛大学を選択して入学するまでの経験や、現在の学びについて発表を行いました。王さんの発表から、留学生から見た愛媛大学の印象を知り、留学生の生活をあらためて知ることができました。
最後に、阿部光伸広報室副室長より「愛媛大学に求められるグローバル人材像」や「国際化について愛媛大学の構成員としてできること」をテーマに、グループワークと意見交換を行いました。
今後も広報室では、学内の情報共有化を推進するセミナーを開催して、学生・全教職員が一体となった広報活動に努めます。
<広報室>