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大学院連合農学研究科博士課程3年の喜多村鷹也さんが愛南さんごを守る協議会の活動方針等を発表しました。【2月10日(土)】

 平成30年2月10日(土)、東京都中央区第一生命ホールにて行われた「水産多面的機能発揮対策事業事例報告会」にて愛媛大学大学院連合農学研究科博士課程3年の喜多村鷹也さんが、現在、副会長として活躍されている「愛南さんごを守る協議会」の活動方針などを発表しました。
 喜多村さんが副会長を務める「愛南さんごを守る協議会」とは、水産庁が主催する「水産多面的機能発揮対策事業」に参加し、補助金を受けながら愛南町のさんごを保全するために設立された組織です。20人程度の組織であり、漁協組合員、公務員、会社員、学生など様々な職種で構成されています。
 活動内容は主にさんごのモニタリング、食害生物の駆除(オニヒトデ・さんご食巻貝類)、水産多面的機能の増進を図る取組(主に環境教育)などを行なっています。

 喜多村さんは、修士課程までは東海大学でさんごの分布や生態的な研究をし、現在は愛媛大学大学院連合農学研究科の三浦猛教授の研究室に所属し、さんごの食害生物であるさんご食巻貝類の大発生に関する研究を行なっています。三浦研究室は現在、松山に拠点を移していますが、喜多村さんの入学当時は、愛南町の南予水産研究センターに拠点を置いており、その際に「愛南さんごを守る協議会」のメンバーに誘われ、協議会への参加を決めたそうです。現在はこれまでの研究を活かし、協議会にてモニタリングや駆除活動のアドバイスを行なっています。
 「水産多面的機能発揮対策事業報告会」にて行われた喜多村さんの発表は、2月11日(日)の愛媛新聞朝刊でも紹介されました。「愛南さんごを守る協議会」の活動によって愛南町のさんごの生息環境が保全・改善され、また、より一層地域環境の維持・回復を図るためにも、喜多村さんの今後益々の活躍が期待されます。

<大学院連合農学研究科>