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農学部4年生の沖野芽衣子さんが「第72回関西畜産学会岡山大会」において優秀発表賞を受賞しました【10月16日(日)】

令和4年10月16日(日)に岡山大学農学部で開催された第72回関西畜産学会岡山大会において、農学部食料生産学科農業生産学コース4年生の沖野芽衣子さん、大学院農学研究科の牧野良輔特任講師および橘哲也教授が「ジカルボニル化合物がニワトリ筋芽細胞の細胞生存能に与える影響」について口頭発表を行い、優れた発表であることが認められ、優秀発表賞を受賞しました。

この研究はニワトリの筋芽細胞に与えるジカルボニル化合物の影響を調査したものです。ジカルボニル化合物はグルコースの代謝によって生成される物質です。ジカルボニル化合物は健常者よりも糖尿病患者に多く存在しており、糖尿病患者に見られる骨格筋重量の低下の原因の一つと考えられています。

ニワトリは高血糖動物であるため、ジカルボニル化合物がより多く生成されている可能性があり、さらにニワトリの骨格筋の発達にも影響を与えている恐れがあります。今回の研究により、沖野さんはジカルボニル化合物がニワトリ筋芽細胞に傷害をもたらすこと、そして筋芽細胞の生細胞数を減少させることを発見しました。今後はこの研究を通して、ニワトリの骨格筋を効率的に発達させる方法の確立を目指すこととしています。

                                         <農学部>