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大学院農学研究科1年生の原口晃輔さんが「日本作物学会第254回講演会」にて優秀発表賞を受賞しました【10月7日(金)】

令和4年9月20日(水)、21日(木)に福島大学で開催された「日本作物学会第254回講演会」にて、大学院農学研究科食料生産学専攻農業生産学コース作物学研究室1年生の原口晃輔さんが優秀発表賞を受賞しました。

発表題目は、「光学顕微鏡を用いたハダカムギの硝子質胚乳形成に関する定量解析」で、農学研究科の畠山友翔助教および荒木卓哉教授と取り組んだ成果です。

ハダカムギの品質低下を招く硝子質胚乳は、これまでSEM(走査型電子顕微鏡)を用いて解析が行われてきました。しかし、SEM画像は白黒でありオルガネラの識別が困難なことから、その実態や発生機作は不明確なままでした。今回、原口さんは光学顕微鏡を用いて1細胞レベルでの定量解析を行い、タンパク質蓄積が硝子質胚乳形成に大きく寄与していること、子実の乾燥に伴いタンパク質顆粒がデンプン粒の間に充填されることで、硝子質粒を形成することを明らかにしました。

さらに、これらの形態学知見と、栽培圃場レベルでの気象条件や硝子質粒の粉状質化現象を総合的に評価し、1原麦の硝子率の決定プロセスを明らかにしました。この研究成果および発表に対する質疑応答が高く評価され、受賞に至りました。

<大学院農学研究科>