令和4年10月22日(土)に開催された第14回軽金属学会中国四国支部講演大会において、愛媛大学大学院理工学研究科物質生命工学専攻の岡野聡助教と小林千悟教授とともに、教育学部家政教育講座の岡本威明教授が「研究・開発奨励賞」を受賞しました。
この賞は、学会講演において、研究・開発内容が極めて優秀であり、今後の軽金属に関する研究と開発分野の進歩に大きく寄与するものと評価された研究グループに贈られるものです。受賞した講演タイトルは、「Ti-15Zr-4Nb-4Ta合金上の微細組織が細胞挙動に与える影響」です。
本研究は、平成26年から大学院理工学研究科と教育学部家政教育講座と共同で実施している研究であり、生体材料として用いられているTi-15Zr-4Nb-4Ta合金を横方向にカットし、鏡面研磨した後に酸処理や熱処理などの表面処理を施すことで、その試料上に接着している骨芽細胞の遊走挙動を制御できることを見出したものです。岡本教授は、骨芽細胞培養技術・遊走挙動解析ならびにタンパク質発現解析等に寄与しており、今後、大学院理工学研究科との共同研究のさらなる発展が期待されます。
<教育学部>