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工学部4年生の内上祐介さんが「第36回中国四国ウイルス研究会」において優秀発表賞を受賞しました【10月30日(日)】

令和4年10月29日(土)〜30日(日)、徳島大学蔵本キャンパスで開催された「第36回中国四国ウイルス研究会」において、工学部工学科化学・生命科学コース4年でプロテオサイエンスセンター(PROS)無細胞生命科学部門の内上祐介さんが優秀発表賞を受賞しました。

内上さんの発表演題は「コムギ無細胞系を用いたデングウイルスのNS1-NS5ポリプロテインの合成と複製複合体再構成に向けた酵素活性評価」で、PROSの高橋宏隆准教授の指導の下で、取り組んだ成果です。

本研究は、本学大学院理工学研究科物質生命工学専攻の堀弘幸教授、山上龍太助教、大学院農学研究科生命機能学専攻の安部真人准教授との学内共同研究にて行われたもので、熱帯・亜熱帯地方における主要なウイルス感染症であるDENVのウイルスゲノム複製複合体の再構成を目指しました。そこで、コムギ無細胞タンパク質合成系を用いて、300 kDa近い巨大な非構造タンパク質を組換えタンパク質として合成しました。その結果、非構造タンパク質を細胞内と同様の成熟タンパク質フォームでの合成に成功し、さらにウイルス複製に必須の種々の活性を有していることを見出しました。この成果が高く評価され受賞に至りました。

                               <プロテオサイエンスセンター>