令和4年12月24日(土)~27日(火)、グローバル・リーダーシップ・セミナーin台湾を実施しました。
本プロジェクトは、今年で5年目を迎え、日本と台湾の学生が地域の歴史・文化等に触れるフィールドワークを行い、日台間の異同等に目を向けつつ、実社会において有用となるグローバルな感覚や、協働を促進するコミュニケーション・リーダーシップのあり方について実践的に学ぶことを目的としています。国立高雄科技大学の学生を受け入れて毎夏実施する「自転車」をツールとした産学官連携事業「サイクリングプロジェクト」の海外派遣版です。
今年は、愛媛大学と国立高雄科技大学(台湾)の学生が、3年ぶりに対面しての開催となりました。愛媛大学から23人の学生が参加し、全体で48人の学生が参加しました。
今回の新規プログラムとして、フィールドワークに、日月潭や台湾電力の建設に関する歴史や日台における地政学、台南山上花園水道博物館を訪問し、台湾文化の理解を深める機会を持ちました。
また、日台の学生間で、日本での神社のお参りの仕方やコミュニケーションのきっかけとしてよく取り上げる話題等をテーマに共通点や違いをもとに文化的背景についてプレゼン及びディスカッションを行い、相互の文化理解を深める機会となりました。さらに、日月潭では、日台混合チームでサイクリングを行いました。
最終日には本研修から得られた学びと今後の展望の発表(成果発表)が行われ、言葉が通じなくても勇気を出して伝えようとすることの大切さや、何事も全力で取り組むことの大切さの再認識、他の国々への関心が高まったなどの発表がありました。
学生たちは、オンラインでの事前の交流により、対面開催までに自己紹介や文化に関する紹介の機会があったことに加え、初めて対面で出会った学生同士が4日間でお互いの強み・弱みを共有できる関係性を築くという体験を通じて、様々なことを学ぶことができました。
<教育・学生支援機構>