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「愛媛大学・熊本大学・鹿児島大学 三大学合同七夕講演会2023」を開催しました【7月8日(土)】

令和5年7月8日(土)、愛媛大学先端研究・学術推進機構宇宙進化研究センターは、日本天文学会が毎年主催する「全国同時七夕講演会」の一環として、学術交流協定を提携している熊本大学、鹿児島大学と合同で「三大学合同七夕講演会2023~宇宙への招待~」をオンラインと対面で開催しました。コロナ禍以降、4年ぶりの対面開催となる愛媛大学の会場の城北キャンパス・グリーンホールには約60人の方にご参加いただき、オンラインでは各地から約65人の方にご視聴いただきました。

はじめに、宇宙進化研究センターの粟木久光センター長から開会挨拶がありました。その後、同センターの大木平特定研究員が「最新観測が投げかける銀河と巨大ブラックホール形成の謎」と題した講演で、銀河と超巨大ブラックホールのでき方について明らかになっていることを説明し、アメリカ航空宇宙局(NASA)が2021年に打ち上げたジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡の最新の観測結果について紹介しました。

続いて、鹿児島大学の西合一矢プロジェクト研究員が「巨大電波望遠鏡により見え始めた星・惑星誕生の瞬間」という題目で講演を行いました。講演では、南米チリにあるアルマ望遠鏡などの活躍でこの10年間に明かされてきた星や惑星の誕生について、具体的な例を交えて解説しました。また、日本の探査機「はやぶさ2」が持ち帰った試料についても、分かり易く説明しました。

各講演の後に設けられた質問コーナーでは、会場とオンラインの両方から「ダークマターとダークエネルギーがあるというのは本当か。ニュートリノはどこに含まれるのか?」、「天体までの距離はどうやって分かるのか?」、「研究では、ChatGPTという対話型AIの活用はされているのか?」など積極的に質問が上がり、講師らと交流する時間となりました。

愛媛大学は、今後も、熊本大学、鹿児島大学と合同で講演会を開催していく予定です。

<宇宙進化研究センター>