令和6年3月12日（火）、前駐ロシア日本国特命全権大使の上月豊久氏、前愛媛県議会議員の森高康行氏らが愛媛大学を訪問し、仁科弘重学長、光信一宏副学長（国際連携推進機構長）、アジア・アフリカ交流センターの小林修センター長らと意見交換を行いました。
上月氏は2001年のえひめ丸事故当時、外務省で日米安全保障条約課長として対応に当たられ、その後愛媛県とハワイ州との交流に助力された関係で、今回県内の関係機関を訪問しました。森高氏からは、事故は不幸な災難だったが、その後の双方の努力により愛媛とハワイの間の交流につながっているとの言葉がありました。本学は令和5年10月にハワイ大学マノア校と大学間交流協定を締結し、研究や学生の交流を実施しています。
また、本学は愛媛県とロシア・オレンブルグ州との間の民間交流がきっかけとなって、平成28年10月にオレンブルグ大学との間で大学間交流協定を締結し、相互学生派遣等の交流実績があることから、ロシアの大学との交流についても話し合いました。上月氏はこれらの交流に触れたうえで、今後状況が許せば、交流再開を期待したいと述べました。光信副学長からは、国家間の外交の困難さを認めながらも個人に対する本学の姿勢は変わりなく公平である旨が伝えられ、双方の将来の交流がより建設的に行われることを期待する思いが共有されました。
＜国際連携課＞