愛媛大学は、令和5年度文部科学省「大学の世界展開力強化事業(補正予算事業)~ASEAN諸国からの留学生受入、定着促進のためのシステム構築等支援~」において、タイプA:学士課程コンテンツ型に採択されました。
この事業は、日本発のオンライン国際教育プラットフォーム「Japan Virtual Campus(JV-Campus)」において、ASEAN(東南アジア諸国連合)の学生が関心を寄せる分野に、各大学がオンラインの教育コンテンツを提供する仕組みを整備するものです。
愛媛大学は、「SDGs × Food-Value-Chain in Ehime for Glocal Food Security(愛媛におけるSDGsとフードバリューチェーンのコラボレーションがグローカルな食料安全保障に果たす役割)」というテーマで、愛媛県の資源豊かな山里海の環境と、その地理的特性を存分に活かした一次産業・食品産業に焦点を当てます。そのうえで、人類の持続可能性維持に不可欠な食を基軸とする付加価値の連鎖に関する優れた取組や、人類以外の生物種にも視野を拡大したマルチスピーシーズという概念について学ぶ科目コンテンツを提供する計画です。これらの教育コンテンツは、現地取材に基づく豊富な映像やバーチャル視察を含み、令和6年度中に作成し、令和7年度から公開予定です。
本学は、今後作成する教育パッケージが、高校生による科目の先取り履修や大学院での研究対象への基礎知識の習得などに広く活用されることで、本学のみならず日本全体への留学生の受け入れの基盤となるよう、取り組んでまいります。
参考
■大学の世界展開力強化事業について
<国際連携推進機構>