令和6年7月12日早朝に発生した土砂災害によって、未だ多くの方が不自由な生活を送っておられます。心からお見舞いを申し上げます。
本学においては、発災直後に学生・教職員等の安否確認を行い、全員の無事を確認するとともに、該当地域やその周辺に住む学生639人のうち27人が避難生活を余儀なくされていることも把握しました。現在は、避難している学生は減りましたが、未だに自宅に戻ることができない学生が複数おり、学生宿舎の無償提供、お見舞い金の支給などの学生支援を行っております。
また、本学では、防災情報研究センターの教員が中心となり調査グループを結成し、松山市と協力して土砂災害の原因調査にあたっています。崩落した斜面の直接的な調査ができない状況では、専門家としての明確な発信は慎重にせざるを得ない状況もあったと聞いています。今後は、自治体等の調査委員会に参画し、詳細な調査に基づいた見解を地元大学の専門家として発信していただけると思います。
愛媛大学では、今後も、松山市などの関係機関と連携しながら、学生支援及び復旧支援に努めてまいります。
令和6年7月22日
愛媛大学長 仁科 弘重