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沿岸環境科学研究センター(CMES)の山崎彩花さんが第4回環境化学物質合同大会(第33回環境化学討論会)において「優秀発表賞(Techno Quartz賞)」を受賞しました【7月18日】

令和7年7月18日、沿岸環境科学研究センター(CMES)化学汚染・毒性解析部門の山崎彩花さん(大学院理工学研究科博士前期課程1年生)が「優秀発表賞(Techno Quartz賞)」を受賞しました。同賞は、令和7年7月15日~7月18日に山形県で開催された「第4回環境化学物質合同大会(第33回環境化学討論会)」でのポスター発表が評価されたものです。

山崎さんの発表演題は、「大阪湾流入河川・海域におけるレガシーおよび新興PFASの包括的モニタリング」で、沿岸環境科学研究センターの田上瑠美准教授の指導のもと取り組んだ研究成果の発表でした。

山崎さんの発表は、大阪湾に流入する主要河川の表層水(50地点)および湾内海水(4地点)を対象に37種のペル&ポリフルオロ化合物(PFAS)の濃度分布を明らかにしたものです。大阪地域の水圏環境におけるPFASの地理的分布を明らかにしたこと加え、調査事例のほとんどないエーテル結合を有する新興PFASについて、国内で初めてHexafluoropropylene oxide trimer acid(HFPO-TA)およびHexafluoropropylene oxide tetramer acid(HFPO-TeA)の存在と挙動を明らかにした点が評価され、受賞に至りました。

受賞した山崎さん

<沿岸環境科学研究センター>