令和7年9月7日(日)~10日(水)に、東京科学大学(東京都目黒区)で開催された「日本微生物生態学会第38回大会」において、大学院農学研究科修士課程2年生の谷本和也さんが「最優秀ポスター発表賞」を受賞しました。
大会では、専門分野の審査員による対面審査を経て、130以上の演題の中から谷本さんのポスター発表が最も優秀と認められました。本学会は日本の微生物生態分野で最大規模を誇り、修士課程の学生はもとより博士課程の学生や若手研究者もひしめく中での最優秀賞(1演題のみ)はまさに快挙です。
谷本さんは、理化学研究所、九州大学との共同研究を通じて、自ら作り出した鉱物を使ってエネルギー獲得を行う新しいタイプの鉄酸化細菌を発見しました。さらにその細菌を単離することに成功し、生理生態を明らかにしました。これは、微生物の新しいエネルギー獲得機構を提唱するきわめて重要な成果です。
受賞したタイトル
●谷本和也 さん(指導教員:大学院農学研究科・光延聖 教授)
自己合成鉱物をエネルギー獲得に利用する多機能性鉄酸化細菌の発見、分離、生態解明
谷本さんから一言
優秀賞は欲しい…と思っていたら、まさかの“最優秀賞”でした。栄えある最優秀賞を愛媛に持ち帰ることができて最高の気分です。ただいま期間限定(10月末まで)で、農学部本館2Fの水圏・土壌環境学研究室に受賞ポスターを掲示しています。興味のある方もない方もぜひ立ち止まって眺めてください。運がよければ、私、谷本(不在の時は光延教授)が熱くご説明します!


<大学院農学研究科>