お知らせ

プロテオサイエンスセンターの高島英造教授らがモザンビークの協定校であるルリオ大学を訪問しました【2月23日(月)~3月2日(月)】

令和8年2月23日(月)から3月2日(月)まで、愛媛大学先端研究院プロテオサイエンスセンター(PROS)マラリア研究部門の高島英造教授、国際連携推進機構の栗田英幸准教授、連合農学研究科博士課程のベロニカ・フェルナンドさん(ルリオ大学講師)の3人が、本学のモザンビークにおける大学間協定校であるルリオ大学を訪問しました。本訪問は、本学、ルリオ大学、モザンビーク共和国教育文化省および独立行政法人国際協力機構(JICA)の4者協定に基づく国際協力の一環として実施しました。

本学とルリオ大学との交流は、2008年のゲブーザ大統領来訪を契機に始まりました。本学は、日本とモザンビーク両国の政府関係者が同席した会合で、大統領に対して、モザンビークの地方大学に対する人材育成協力に取り組む方針を示しました。同年、モザンビーク北部に新設された地方大学であるルリオ大学の学長が本学を訪問し、最初に視察した施設がプロテオサイエンスセンターでした。その後もルリオ大学からはマラリア研究に関する要請が寄せられ、歴代学長がプロテオサイエンスセンターを訪問しています。現在のエウセビオ学長はマラリア研究の第一線で活動してきた研究者であり、今回の高島教授の訪問は盛大な歓迎を受けました。

ルリオ大学が位置するモザンビーク北部はマラリアの流行が国内で最も深刻な地域です。昨年11月にナンプラ州知事が本学を訪問した際にも研究協力の要請が寄せられていました。本訪問を受けてルリオ大学は国内のマラリア研究者を招いたマラリア研究シンポジウムを開催し、高島教授が登壇して研究概要を紹介するとともに、両大学で実施可能な共同研究の方向性を示しました。会場では研究者・学生に加え外部研究機関からも質問やコメントが寄せられ、活発な議論の様子はモザンビークの全国紙やテレビでも報道されました。ルリオ大学との協議では、同地域のマラリア研究における立地優位性を確認し、共同研究の可能性を追求していくことで一致しました。

ベロニカ講師はSEC(Smart Eye Camera)を用いた臨床研究ワークショップを実施し、4月開始予定の共同調査に向けた準備を進めました。さらに、栄養改善を含む予防教育や、地域の健康状況を把握するための調査に関して、ルリオ大学の教員や学生の能力向上を図るための本学との協力の可能性についても議論しました。

また、本学・ルリオ大学・JICAの三者で防災、農村振興、ツーリズム分野での協力についても協議を開始しました。栗田准教授は、国際連携推進機構が蓄積してきた海外リーダー研修のノウハウを共有し、遠隔教育教材やオンラインディスカッションを活用して、ルリオ大学の教員・学生の能力向上を進めていくことになりました。防災分野では、これまで検討されながら実現に至らなかった若手研究者交流に代わり、ナンプラ州のメインキャンパスを拠点とした新たな協力の要請があり、本学とルリオ大学の防災関係教員の間での議論を再開することで一致しました。

モザンビークは日本にとって重要な地域であり、本学にとっても長年にわたり連携を重ねてきた地域です。今回の訪問はその関係をさらに深める機会となりました。今後も両大学の連携を強化し、マラリア研究をはじめ、SECを活用した保健分野、防災、農村振興、ツーリズム分野を含む幅広い分野で協働を進めていきます。

<先端研究院プロテオサイエンスセンター、国際連携推進機構、連合農学研究科>