このたび、愛媛大学大学院農学研究科附属食品健康科学研究センターの菅原卓也教授と愛媛大学農学部の学生９人が、「温州みかん葉」を活用した「みかん葉っこう茶」を、愛媛県、（株)松南園および伊方サービス(株)との産学官連携のもと、地域産業との連携活動を支援する本学の「地域志向教育支援事業」に加え、えひめ産業振興財団「ライフサポート産業支援事業」の支援を受け、製品化しました。
愛媛県内で最も生産量の多い柑橘類である温州みかんは、果皮部分に様々な健康成分を含むことが知られていますが、葉にも、抗アレルギー効果が知られているノビレチンが、果皮と同程度含まれていることが確認されました。また、水に溶けやすい成分にも抗炎症効果があることが明らかになり、新規の機能性食品素材として期待できます。一方、剪定などにより排出される温州みかん葉の多くは焼却処分されており、これまで活用されていませんでした。そこで、学生とともに温州みかん葉を活用した製品の開発に取り組みました。完成した「みかん葉っこう茶」の試飲アンケートを実施したところ、紅茶のような風味があるとの評価もあり、結果は良好でした。
記者説明会当日は、みかん葉っこう茶の試飲も予定しておりますので、この機会に、ぜひお試しください。
日時
令和元年8月1日（木） 11:30 ～ 12:30
場所
愛媛大学本部 5 階 第 1 会議室
（松山市道後樋又 10 番 13 号）
会見者
愛媛大学理事・副学長兼社会連携推進機構長 仁科 弘重
愛媛大学大学院農学研究科附属食品健康科学研究センター長 菅原 卓也
愛媛県産業技術研究所長 瀬野 英二
公益財団法人えひめ産業振興財団専務理事 渡瀬 賢治
株式会社松南園代表取締役社長 村井 剛
伊方サービス株式会社代表取締役社長 公受 弘充
みきゃん、ダークみきゃんも来学します！！