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重要なお知らせ

プレスリリース

地球最深部マントルの熱輸送特性

ポイント

  • MgSiO3ポストペロブスカイトおよびブリッジマナイトの格子熱伝導率の決定
  • ブリッジマナイト-ポストペロブスカイト相転移に伴う格子熱伝導率の上昇
  • ポストペロブスカイト結晶の選択的な配向による地球深部熱輸送量への影響評価

概要

愛媛大学地球深部ダイナミクス研究センターの出倉春彦講師・土屋卓久教授は、地球深部マントルの主要構成鉱物と考えられているMgSiO3ブリッジマナイト(Brg)およびポストペロブスカイト(PPv)の格子熱伝導率(κ)をコンピューターシミュレーションに基づき決定し、Brg-PPv相転移に伴いκが増加することを発見しました。このことは、Brg-PPv相転移境界が格子熱伝導率の境界でもあることを示しています。また、最深部マントルの熱輸送特性へのPPv結晶の選択的配向による影響は小さいことも明らかにされました。

プレスリリース資料はこちら(PDF 1,009KB)

お問い合わせ先

愛媛大学地球深部ダイナミクス研究センター 講師 出倉春彦

Tel 089-927-8408
Mail  dekura.haruhiko.mf@ehime-u.ac.jp