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投稿日:2020.06.11
化学の力で持続可能なプラスチックを
国際化学サミット白書「Science to Enable Sustainable Plastics」が公開されました

 プラスチックは現代社会には様々な用途で使われています。食物を新鮮かつ安全に運ぶ容器から、自動車や携帯電話の必要不可欠な部品、マスクや防護服、人工臓器、ECMOなど先進的医療を可能にし、人々を保護するものまで、持続可能な社会を形成するための重要な要素となっています。一方で、地上で生み出され放出されたプラスチックが、マイクロプラスチックやナノプラスチックとなり、環境汚染問題を引き起こしていることも研究で明らかになっています。
これらの問題を科学で解決し、持続可能なプラスチックを可能とすべく、「Science to Enable Sustainable Plastics(持続可能なプラスチックのための科学)」を主題として取り上げた Chemical Sciences and Society Summit(CS3:国際化学サミット)の白書が、2020年6月3日に公開されました。

 CS3 は主題に関する領域で最先端の研究者が集まり、世界が直面する重要課題を取り上げ、少人数で解決に資する糸口を探ると共にその成果を広く公表することを目的とした会議体です。日本化学会、科学技術振興機構(JST)のほか、英国・ドイツ・中国・米国の主要化学会と各国のファンディングエージェンシーの全 10 機関で会議メンバーは構成されています。日本からは佐藤浩太郎教授(東工大)、沼田圭司博士(理研)、吉岡敏明教授(東北大)、日向博文教授(愛媛大)、高原淳教授(九州大)、澤本光男教授(日本化学会)、中村亮二氏(JST)、宮下哲氏(JST)が参加しました。

 英国王立化学会の Burlington House で2019 年 11 月 10~13 日に開催した今回のサミットには、諸事情により米国は不参加となりましたが、日英独中の 4 ヵ国が参加しました。

 主題に加え、サブテーマとして「プラスチックの環境負荷」、「新しい持続可能なプラスチック」、「プラスチックのリサイクル特性」、「プラスチックの劣化」の 4つの分科会が開催されました。分科会毎にキーノート(KN)とポジショントークが3~4件という構成になっており、総勢約35名で3日間にわたり議論が行われました。今回の議長はオックスフォード大学の Charlotte Williams教授がつとめ、日本のリーダーとして九州大学先導物質化学研究所高原淳主幹教授がつとめました。

 白書はこちらからダウンロードいただけます(英語)。

プレスリリース資料はこちら(PDF 455KB)

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大学院理工学研究科 教授 日向博文

Tel
089-927-9835
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hinata.hirofumi.dv@ehime-u.ac.jp