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プレスリリース

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投稿日:2020.12.01
含水鉱物の高温高圧実験と地球深部への水の輸送

ポイント

  • 含水鉱物の一種であるアルミニウムに富んだD相の物性値を高温高圧実験で初めて測定
  • 下部マントル最上部で観測される地震波速度異常はアルミニウムに富んだD相の存在で説明可能
  • 下部マントルへの水の輸送についての新たな知見

概要

 マントル遷移層の底(深さ約660 km)の圧力である22万気圧の高圧力下において、含水鉱物の一種であるアルミニウムに富んだD相の超音波伝播速度を測定しました。地球のプレート沈み込み帯の下では、しばしば地震波S波の伝播速度異常が観測されます。この伝播速度異常は、下部マントル最上部まで沈み込んだ、部分溶融リソスフェアの再結晶で生成されたアルミニウムに富んだD相の存在のためであることが、今回の測定によって示唆されています。アルミニウムに富んだD相による下部マントルへの水の運搬は、地球内部のダイナミクスに重要な役割を果たしています。それは、水(水素)は、弾性、レオロジー(物質の流動)、電気伝導度、溶融温度などのマントル鉱物の物理的・化学的特性に大きな影響を与えるからです。

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地球深部ダイナミクス研究センター 助教 Steeve Gréaux

Tel
089-927-8405
Mail
greaux@sci.ehime-u.ac.jp