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重要なお知らせ

プレスリリース

新たな検査手法を用いた視野検査システムの開発に着手 ファインデックスとの共同研究

このたび、愛媛大学総合情報メディアセンターの川原稔教授と株式会社ファインデックスが共同で、新しい検査手法を用いた「視線誘導型視野計測システム」の開発に着手しました。
一般に、視野検査は「視野が狭くなる」「部分的に欠損する」といった視野に関する異常を調べる際に行われますが、失明のリスクを回避できる重要な検査でありながら、受検者の負担が大きく、高価な検査機器や視能訓練士などの専門知識をもった検査員が必要でした。
今回、開発した新しい視野計測手法は、愛媛大学が特許(申請中)を持つ独自の手法で、これまでの様に視線を固定することなく検査を行うことができ、受検者の負担を大幅に軽減します。
また、専用の検査機器も不要で、一般的なパソコンやタブレット端末で検査を行うことができるため、検査者や実施施設側の負担も軽減されます。
今後、視野異常をきたす種々の疾患に対する新たな検査方法や結果を導き出す過程については、株式会社ファインデックスと京都大学が、臨床データに基づく根拠を明確化し“医療機器”としての製品化を目指します。
将来、病院に行かなくても自宅や会社などで気軽に検査できるようになることで、病気の早期発見にもつながることが期待されます。

プレスリリース資料はこちら(PDFファイル 115KB)

お問い合わせ先

愛媛大学先端研究・学術推進機構総合情報メディアセンター 教授 川原 稔

Tel 089-927-9000(内線8353)
Mail  kawahara.minoru.mh@ehime-u.ac.jp