このたび、日本地球惑星科学連合(Japan Geoscience Union, JpGU)のフェローと西田賞に、愛媛大学地球深部ダイナミクス研究センター(GRC)の入舩徹男教授と土屋卓久教授がそれぞれ選出されました。両賞の授与式は本年5月23日の夕刻に千葉県幕張メッセで行われます。
日本地球惑星科学連合フェロー
授与団体:日本地球惑星科学連合(Japan Geoscience Union, JpGU)
受賞者:入舩 徹男 (愛媛大学地球深部ダイナミクス研究センター長・教授)
第二回地球惑星科学振興西田賞
授与団体:日本地球惑星科学連合(Japan Geoscience Union, JpGU)
受賞者:土屋 卓久(愛媛大学地球深部ダイナミクス研究センター教授)
賞の概要
JpGUは我が国の地球・惑星科学関連分野を網羅する学会で、毎年数千名(2016年は約7000名)の参加者のもと大会を開催しています。JpGUでは「地球惑星科学におけるパラダイムシフトやブレークスルーなど、地球惑星科学の学術の発展に著しい貢献をした者」に対してフェローの称号を、また「新しい発想によって優れた業績を挙げ、国際的に高い評価を得ている」45歳未満の研究者に対して地球惑星科学振興西田賞(西田賞)を授与しています。
このたび両選考委員会から、フェローとしてGRCの入舩教授が「高圧地球科学、特に超高圧実験を駆使したマントル物質とスラブ関連物質の挙動解明における顕著な業績」により、また西田賞受賞者として同じくGRCの土屋教授が「第一原理計算による地球深部ダイナミクスの研究」により選出されたことが公表されました。授与式は5月20日~25日の6日間に渡り幕張メッセで開催されるJpGU大会期間中の23日夕刻に行われます。なお、今年度の大会は、世界144か国に6万2千人の会員を擁するアメリカ地球物理連合(AGU)との共催で、初のJpGU-AGU合同大会として開催され、1万人を超える参加者が見込まれています。この合同大会では、入舩教授がAGU側代表としてプログラム委員長を務めています。