!

重要なお知らせ

未来の愛大生へ

2022.07.04
社会を支える電気電子工学

矢野 太一

●大学院理工学研究科電子情報工学専攻電気電子工学コース(令和3年度入学)
●愛媛県立八幡浜高等学校

私は現在、大学院で理工学研究科の電子情報工学専攻 電気電子工学コースに所属しています。高校2年生までは漠然と工学部に入りたいとだけ考えていましたが、高校3年生のときに参加したオープンキャンパスで高電圧工学研究室の実験を見学し、電気を用いた環境保全技術に興味を抱き、愛媛大学に入学しようと思いました。そして、いま、念願叶って、高電圧工学研究室に所属して、日々、高電圧技術に関する研究に取り組んでいます。

大学の講義は、高校の授業と違って、専門性が高いため、難易度も高いですが、やればやるだけ、色々な知識が身に付きます。私は、電気回路や情報通信システム、半導体工学などの電気電子・情報通信に関する幅広い分野を学びました。また、大学の先生だけでなく、電力会社や放送局などで実際に働いている方からも、実際にどのような場面で電気の知識が活かされているか学ぶことができる点も魅力です。

大学院では、絶縁材料に用いられるポリエチレンの高電圧下での電気特性の解析を研究テーマとしています。論文や教科書などを参考にしながら、自分でプログラムを作成し、実験結果とシミュレーション結果を比較し、改善するというサイクルで研究を進めていきます。研究はうまくいかないことばかりでしたが、努力が実って、最近、IEEE(米国電気電子学会)に自分の研究成果が論文として掲載されました。実際に自分の名前が著者として書かれている論文を見たときは、本当に嬉しかったです。

私は、今の専門性を活かすため、電力会社で働くことを希望していたのですが、なんとか電力会社から内定をもらうことができました。就職してからは大学で学んだ電気に関する知識を活かして、地域の人々や産業を支えていきたいと思っています。

電気電子工学はあらゆる分野で応用され、社会の根幹を担っており、広い視野で進路を考えることが出来ます。皆さんの選択肢の一つに愛媛大学 工学部 工学科 電気電子工学コースを考えていただけると嬉しいです。

MORE MESSAGE