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プロテオサイエンスセンター第7回学術シンポジウムを開催しました【2月15日(土)】

 令和2年2月15日(土)に、「難病のプロテオ医学研究2020 Cell Growth, Replication Stress and Genomic Instability in Cancer」と題して、プロテオサイエンスセンター第7回学術シンポジウムを開催しました。
 今年のシンポジウムでは、学内外の5名の先生方に、「DNA障害・修復・細胞老化」をキーワードとした、がん・老化に関する最先端の研究成果をお話しいただきました。医学部からも多数の参加者があり、細胞が遺伝子転写時やDNA複製時に内包するDNA損傷とその修復機構、 DNA障害型抗がん剤の感受性を決める分子機構、さらには、細胞老化を制御する代謝経路の解明や個体での老化細胞の可視化、など最先端の研究成果を目の当たりにし、大変熱のこもった活発な議論が繰り広げられました。
 また、本シンポジウムにより、DNA修復や代謝といった長い研究の歴史を持つこれらの領域に新たな息吹が吹き込まれる感動を覚えながら、さらなる研究の新展開が大いに期待されることが示されました。今後、プロテオサイエンスセンターにおいて、DNA障害・修復や代謝分子機構を標的としたプロテオ創薬研究への取組が期待されます。

開催内容

日時

令和2年2月15日(土)13:00~17:15

 

場所

愛媛大学医学部創立40周年記念講堂

 

講演

〈特別講演Ⅰ〉
「難治性DNA損傷がもたらす疾患発症の分子機構」
京都大学大学院医学研究科 准教授 笹沼 博之

 

〈特別講演Ⅱ〉
「複製ストレス抑制因子SLFN11によるDNA障害型抗がん剤感受性の
増強メカニズム~More SLFN11 More Drug Sensitivity~」
慶應義塾大学先端生命科学研究所 特任准教授 村井 純子

 

〈特別講演Ⅲ〉
「老化細胞の代謝特性とsenolysisによる加齢性変化の改善」
東京大学医科学研究所 教授 中西 真

 

〈一般講演〉
「前立腺がんで見られるSPOP遺伝子変異とDNA複製ストレス」
愛媛大学プロテオサイエンスセンター 教授 東山 繁樹

「小児白血病の発症と進展」
愛媛大学大学院医学系研究科 教授 江口 真理子

シンポジウムポスターはこちら

〈プロテオサイエンスセンター〉