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アフリカ・モザンビークでの眼科医療協力について意見交換を行いました【2月19日(水)】

 令和元年2月19日、眼科医の少ない開発途上国での眼科診断を支援するSmart Eye Camera(SEC)の開発と普及を目指すOUI Inc. から海外事業担当の中山慎太郎氏、OUI Inc.のマラウイカウンターパートを務めるマラウイ眼科医療第一人者のクンボ カルア氏が本学を訪れ、マラウイ、モザンビークにおいてSECを普及させるための協力について意見交換を行いました。
 Smart Eye Camera(SEC)は、慶應義塾大学医学部発ベンチャー企業であるOUI Inc. によって開発されたスマートフォン・カメラ用のアタッチメントです。このアタッチメントを装着して眼を撮影することにより、白内障をはじめとする多くの眼科疾患の診断が可能となる画像を簡単に取得することができます。このため、眼科医が圧倒的に不足している国や地域においても、遠隔地の医師に画像を送信することで診断が可能となります。特に、白内障を抱える人口が多いとされるアフリカにおいて、非常に効果的な手段となり得るものです。
 このSEC及び開発途上国での診断のためのシステムを改良していくため、OUI Inc. はこれまでベトナムとマラウイでの実地試験を行なってきました。本学および本学の協定校であるモザンビーク・ルリオ大学においても共同で実地試験を行うべく、国際連携推進機構モザンビーク交流推進班及びルリオ大学健康科学部看護コース講師で、現在、農学研究科修士課程学生であるアントニオ フェルナンド ベロニカ アメリコ氏を交え、具体的な話し合いが持たれました。
 また、学長表敬も行われ、共同研究および実施試験が本学とルリオ大学にとどまらず、モザンビーク、そしてアフリカ全土にも大きく貢献し得る近い将来についても話しが及びました。今後、モザンビークとマラウイでの共同試験の実現に向け、検討していくことが確認されました。

<国際連携推進機構>