令和2年11月4日(水)、国際連携推進機構モザンビーク交流推進班が、モザンビーク留学報告会及び今後の交流企画会をオンラインにより開催しました。同会には、昨年度モザンビークに留学した学生3人のほか、海外留学に興味のある学生、モザンビーク人留学生、教職員、学外者ら21人が参加しました。
第1部では、はじめに、寺谷亮司モザンビーク交流推進班長が、これまでの本学とモザンビーク、とりわけルリオ大学との交流実績、派遣・受入学生の活躍などについて触れ、「コロナ禍において、オンラインでの活動が主流となるが、オンラインだからこそ、より多くの参加者とともに交流を活発化できる可能性もある。その方法を皆さんと一緒に模索していきたい」と開会のあいさつを述べました。
続いて、小林修同推進班副班長が、モザンビークでのSDGs推進状況について説明後、「昨年度留学した学生が本学とモザンビークを繋いでくれた。今できるオンライン交流を継続し、将来的には実際の往来も交えたハイブリッド型交流を推進していきたい」と述べました。
第2部の留学報告会では、農学部4年生 乾慈深さん、社会共創学部4年生 福永晃さん、社会共創学部4年生 上岡伶奈さんが、現地の写真や動画を使い、それぞれの留学体験を報告しました。3人は、滞在期間や目的は違うものの、日本と大きく違う生活環境や言語環境、食文化を体験し、「不便なこと、困ったことも多々あったが、自分の成長を実感できた」と口を揃えました。
質疑応答では、モザンビークを留学先に選んだ理由や、最も成長を感じたことなどについて質問がありました。モザンビークを留学先に選んだ理由はそれぞれですが、うち2人が、「最初のうちは、日本との違いを否定的に捉えがちだったが、時には諦めも必要だと考えを切り替えたことで乗り越えられた」と答えました。
第3部の交流企画会では、栗田英幸モザンビークサテライトオフィス管理責任教員が、「世界は未曽有の事態に直面しているが、今こそ常識を大きく変えるとき。日本とモザンビークで情報を共有しながら、新たな価値観を学ぶ機会を作りたい」と述べ、今後の交流に関する方法やスケジュールについて説明後、積極的な参加を呼びかけました。
本学では、国際連携の戦略拠点国であるモザンビークとの学術交流を、今後もオン・オフライン問わず積極的に推進していきます。
<国際連携課>