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大学院理工学研究科の上野敦さんが2020年日本化学会中国四国支部大会島根大会で優秀発表賞を受賞しました【12月1日(火)】

 令和2年11月28日(土)~29日(日)にオンラインで開催された2020年日本化学会中国四国支部大会島根大会にて、大学院理工学研究科環境機能科学専攻1年生の上野敦さん(有機化学研究室)が優秀発表賞を受賞しました。191件の発表の中、優秀発表賞は19件選出されました。

 発表題目は、「外的刺激による芳香族性の制御を指向したπ拡張HPHACの合成と物性」で、理工学研究科の髙瀬雅祥准教授、宇野英満教授らのグループの指導による研究発表です。近年、ヘテロ原子を導入したナノグラフェンの創製及び物性解明は重要な研究領域の一つとなっています。上野さんは、含窒素ナノグラフェンの一つであるヘキサピロロヘキサアザコロネン(HPHAC)に関する研究を行っており、今回、新たにカルボニル基を導入したHPHACを合成しました。その化学刺激下における芳香族性について、単結晶構造解析をはじめとする各種分光学的・計算化学的手法を用いて明らかにしました。

 本大会は新型コロナウイルス感染拡大防止の観点からオンラインで開催され、発表原稿を含めた発表スライドファイルを作成し、大会期間中、参加者が自由にそのファイルを閲覧できるという異例の発表形式となりました。質疑応答は、EメールもしくはZoomで行い、研究成果及び質疑への適切な応答が評価され、受賞に至りました。

日本化学会中国四国支部大会 島根大会 HP(優秀発表賞の選考結果)

<大学院理工学研究科>