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CMES化学汚染・毒性解析部門の須藤菜穂さんが年会優秀発表賞(クリタ賞)を受賞【3月12日(金)】

 令和3年3月10日(水)~12日(金)、オンラインで開催された「第55回日本水環境学会年会」(主催:公益社団法人日本水環境学会/共催:京都大学)において、理工学研究科博士前期課程1年で沿岸環境科学研究センター(CMES)化学汚染・毒性解析部門の須藤菜穂さんが、年会優秀発表賞(クリタ賞)を受賞しました。本賞は、博士前期課程(修士課程)の大学院生を対象とし、講演要旨原稿の内容に基づく1次審査と、ポスター発表による2次審査によって厳正に選ばれ、本年度は151件の応募に対して、15人が受賞しました。

 須藤さんの発表演題は「医薬品・パーソナルケア製品由来化学物質による汽水域魚類の曝露実態と脳移行」で、CMESの田上瑠美助教と野見山桂准教授の指導の下で取り組んだ研究成果です。

 本研究では、下水処理水の流入がある河川の河口に生息する魚類を対象に、医薬品類およびパーソナルケア製品由来物質(PPCPs)の移行と残留性の解析及び脳への移行性の評価を試みました。その結果、PPCPsの移行・残留性、脳移行は魚種間で大きく異なり、PPCPsの影響評価には生物濃縮係数の魚種間差および種特異な脳移行性を考慮する必要性を示した点が高く評価されました。

 

<沿岸環境科学研究センター>