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学術支援センターの武森信曉講師が第28回「源内賞」を受賞しました【3月25日(木)】

 令和3年3月25日(木)、先端研究・学術推進機構学術支援センター病態機能解析部門の武森信曉講師が、「ポリアクリルアミドゲル電気泳動とトップダウン質量分析を融合した高精度プロテオフォーム解析技術の開発」で「源内賞」を受賞し、平賀源内の故郷、香川県さぬき市にて授賞式が行われました。授賞式ではエレキテル尾崎財団理事長の尾崎勝氏から、表彰状と目録が授与されました。

 この賞は、平賀源内の偉業をたたえて設立された公益財団法人エレキテル尾崎財団が、電気・通信技術等の研究や技術向上のための発明・工夫・研究に対し、賞金の授与や研究助成を行うものです。

 武森講師は、タンパク質を高い分解能で分離できるポリアクリルアミドゲル電気泳動法と最新の質量分析技術を組み合わせることにより、微量な生体サンプルに含まれるタンパク質の多様な形態(プロテオフォーム)を高精度に計測できる革新的な分析手法(PEPPI-MS法)の開発に成功し、その成果が高く評価され今回の受賞となりました。開発手法を用いることで、臨床サンプルから疾患に特徴的なプロテオフォームを明らかにすることが可能となるため、将来的には疾患の早期診断法の開発や、プロテオフォーム情報に基づく個別化医療への応用など、今後の医学の発展に大きく寄与することが期待されます。

<学術支援センター>