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芸予地震5周年記念フォーラムを開催しました

 平成18年3月23日(木)「芸予地震から学んだこと −今後の地域地震防災を考える−」と題して、芸予地震5周年記念フォーラムを開催しました。
 午後1時30分から開催されたフォーラムには、地域の自主防災会のみなさまや行政・企業の関係者約130人に参加いただきました。小松学長は冒頭「愛媛大学は西日本の大学の中でも災害に対して積極的に調査・研究を行っています。この4月には防災情報研究センターを設置し、西日本だけでなく、東アジアの防災拠点としていきたいと考えています。」と挨拶し、参加された地域のみなさまに支援をお願いしました。
 引き続き、本学の各教員より「地震などの災害発生時には、リスクを認識して行動することが大切。特に発生時には家族の安否確認が最も優先されることが、調査などで明らかになっている。家族で防災訓練に参加し、日ごろから家族の行動を検証することが大切」、「記録がなければ次に生かせない。次に残すべきは、記録と強い社会基盤」、「地震は繰り返し発生し、同じ場所で起こる」などと芸予地震から学び、今後の地域における地震防災のためにどうすればいいか、発表がありました。
 また、松山市消防局竹村武士警防課長より、芸予地震の被害状況や家庭でできる予防対策。自主防災組織の充実などの説明がありました。
 休憩時間には、小林工学部教授の研究室で開発中の個人向け情報配信システム「Pinot」(家庭用テレビ受像器を利用し、インターネットで配信される個人向け情報とテレビ放送映像を同時に表示するシステム)の展示及びデモンストレーションが行われ、参加者が熱心に聞き入っていました。
 最後に、矢田部工学部教授から愛媛大学防災情報研究センター設立の趣旨や活動内容の説明があり、記念フォーラムを終了しました。

広報室