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大学院農学研究科の丸山広達准教授が顧問を務める東温市「とうおん健康づくりの会」・伊予市「いよし健康づくりの会」グループが「第17回日本心臓財団小林太刀夫賞」を受賞しました【6月6日(日)】

 令和3年6月6日(日)、東温市の「とうおん健康づくりの会」、伊予市の「いよし健康づくりの会」ならびに両市のコメディカルスタッフ(保健師、管理栄養士等)が、同一指導者と共通の理念のもとで地域住民、行政、大学の協同により組織化された公衆衛生活動を行ってきたという特筆すべき実践活動が評価され、「第17回日本心臓財団小林太刀夫賞」を受賞しました。本賞は、生活習慣病予防のために永年貢献し、生活習慣等の改善により疾病管理に実効を挙げた活動を展開中の団体などに贈られるものです。

 「とうおん健康づくりの会」、「いよし健康づくりの会」は、故小西正光名誉教授(愛媛大学医学部)の「住民、行政、大学が一体となって健康づくりを推進する」という理念に基づき、それぞれ平成17年、平成19年に設立した住民主体の自主組織です。平成30年からは、愛媛大学大学院農学研究科の丸山広達准教授が顧問(実践指導者)として着任し、会員、両市のコメディカルスタッフと協同し、生活習慣病予防を含む健康づくりのための実践活動を行ってきました。

 両会は、ともに会員数が200人を超える自主組織で、これまでウォーキング大会や健康づくりのための講演会の企画をしたり、市の特定健診にボランティアとして参加、同市の健康づくり協議会においても市民団体の代表として参加したりするなど、様々な場面で活動しています。また地理的にも近いことから交流を通じ、お互いを意識しながら良いところを学び発展してきた特徴もあります。
 そして、丸山准教授が参画する愛媛大学医学部が中心となって実施している疫学研究「東温スタディ」をはじめ、本学が行っている複数の研究にもその趣旨に賛同し、積極的に参加しています。さらに、他の住民への呼びかけ等を行い、住民、行政、大学が一体となった健康づくりとそのための科学的エビデンスの形成を実践しています。本活動の成果は、令和3年6月時点で約30編の原著論文の発表につながっています。

 今回の受賞を励みに、今後も住民、行政、大学が一体となった健康づくりを展開していきます。

「日本心臓財団小林太刀夫賞」盾

 

<大学院農学研究科>